「このままおばあさんになりたくなかった」|あやさん(30代・既婚)が女性用風俗の予約ボタンを押すまで

「このままおばあさんになりたくなかった」
あやさん(30代・既婚)が、女性用風俗の予約ボタンを押すまで
夫はいる。子どももいる。
それなのに、鏡を見ると、そこにいるのは「お母さん」の顔ばかり——。
私が女性用風俗の予約ボタンを押せたのは、その言葉を知ってから半年以上あとでした。
今でも、なんで押せたのか、うまく言えません。
でも、押せなかった半年のことは、よく覚えています。
同じように迷っている人に、私の話が少しでも届けばと思って、話すことにしました。
CHAPTER 01「お母さん」しかいなかった、あの頃
私はもともと、自己肯定感がめっちゃ低い人間です。
「私なんて」って、ずっとそういう生き方をしてきました。
子どものこと、家のこと、仕事。
毎日は誰かのために回っていて、その真ん中に、自分がいませんでした。
夫との関係は、とっくに冷えていました。
長く続くレス。そして、夫の浮気。
気づいたのは、子どもを寝かしつけたあとの夜でした。
テーブルの上で、夫のスマホが何度も光っていて。
見るつもりなんてなかったのに、通知に浮かんだ、私宛じゃない甘い言葉。
心臓がドッと鳴って、でも不思議と涙は出ませんでした。
ただ、「ああ、やっぱりな」って、妙に静かな気持ちになったのを覚えています。
責める気力もなくて。
むしろ、私の何がいけなかったんだろう、って、そっちばかり考えてしまって。
「女性として見てもらう」ことが、生活のどこにもなくなっていました。
鏡を見るたびに、老けていく自分ばかりが目につく。
子育てしてると、どうしても“お母さん”になっちゃうんですよね。
このまま、女じゃなくなっていくのが、私は嫌でした。
きっかけは、そんな夫の一言でした。
ある夜、悪びれもせず「たまには風俗くらい行くよ」って。
ふつうなら傷つくところだと思います。実際、傷つきました。
でも同時に、私の頭には妙な引っかかりが残ったんです。
——男の人にそういう場所があるなら、女にだって、あってもいいんじゃないの?
その夜、子どもが寝たあとのベッドで、私はこっそりスマホに「女性用風俗」と打ち込んでいました。
ほんの、好奇心でした。
CHAPTER 02知ってから、半年。予約ボタンの前で止まった指
検索すればするほど、気持ちは「知りたい」と「怖い」を行ったり来たり。
何をされるのか、どんな人が来るのか、分からない。
その分からなさが、そのまま不安でした。
それでも、興味は消えませんでした。
まずやったのは、予約じゃなくて情報集め。
そのためだけに、Xのアカウントを新しく作ったんです。
気になるセラピストさんをフォローして、どんな人がどんな言葉で発信しているのかを、こっそり眺める毎日。
まず、どういうものか分からないから不安で。
でも、好奇心が勝っちゃったんですよね。
もうひとつ、背中を押しかけたことがありました。
仕事柄、私はもともとオイルマッサージやアーユルヴェーダに通っていました。
体も心も、いつも疲れていたから。
ある日ふと思ったんです。
同じくらいのお金を払うなら——。
イケメンにマッサージしてもらいたい」
理屈は、もう十分でした。
それでも、予約ボタンは押せませんでした。
「私なんて」が口ぐせの私には、そのボタンが想像よりずっと重かった。
知ってから、半年。長いときで一年近く。
止まっていた理由は、ふわっとした怖さだけじゃありません。
もっと現実的な不安が、いくつもあったんです。
まずは、お金。
私にとって安い買い物じゃないし、家計から“自分のため”に使うことに、後ろめたさがありました。
次に、時間。
子どもがいて、その数時間をどうやって作るの、って。
そして何より——もし、夫や誰かにバレたら。
浮気されてる私が言えた立場?
なんて、頭の中で何度も自分に言い訳をして、そのたびにアプリをそっと閉じました。
やっぱり、こういうのはダメだろうって。
迷ったまま、時間だけが過ぎていったんです。
この、押せずにいた時間って、いま同じ画面の前にいる人が、いちばん知りたいところかもしれません。
初めての方へ向けた案内を開いては閉じ、また開く。
私の半年も、きっと特別なものじゃないと思います。
CHAPTER 03押した、あの瞬間
押せずにいた半年を動かしたのは、意外なほど小さなことでした。
フォローしていたセラピストさんの一人から、ていねいなメッセージが届いたんです。
何度かやりとりするうちに、こわばっていた気持ちが、少しゆるんで。
いちばん覚えているのは、私が「初めてで、こんな私が行っていいのか分からなくて」って正直に打ち明けたときの返事です。
「大丈夫ですよ、みなさん最初はそうです。まずは会って、お茶するだけでもいいんですから」
その“お茶するだけでもいい”に、ふっと肩の力が抜けました。
すごく話を聞いてくれる人で、「この人だったら、会ってみてもいいかも」って、初めて思えたんです。
その人はちょうど新人で、料金も抑えめでした。
「初めてだから、できるだけ安く」と思っていた私には、それも後押しになりました。
好奇心と、ちょっとしたチャレンジのつもりで——。
このままおばあさんになってはいけない」
夫とはレスで、浮気もされている。
このまま何も変わらないのは、やっぱり違う。
そう思ったとき、私は予約ボタンを押していました。
半年以上、押せなかったのに、その日は、ふっと押せたんです。
CHAPTER 04想像と、全然違ったこと
正直に言うと、当日の第一印象は、想像と違いました。
予約のときはプロフィール写真の顔がよく分からなくて、「どんな人が来るんだろう」と身構えていて。
会ってみて、思わず「あれ、私の好みとはちょっと違うかも」って感じてしまったんです。
一度は「帰ろうかな」とまで思いました。
でも、その気持ちは会っているうちに変わっていきました。
とても優しくて、初めての私に、ひとつひとつ丁寧に教えてくれて。
顔よりも、ちゃんと向き合ってくれたことのほうが、私には大きかったんです。
当日のことも、少しだけ話しますね。
指定の場所で待ち合わせて、お部屋に入って——最初は、ただの他愛ない世間話でした。
緊張してうまく喋れない私に、彼は「僕も緊張してますよ」なんて笑ってくれて。
それからオイルのマッサージが始まって、こわばっていた体が、ゆっくりほどけていく。
「何をされるんだろう」っていう身構えは、気づいたら、どこかにいっていました。
マッサージや過ごし方そのものは、意外なくらい「想像どおり」でした。
私がいちばん驚いたのは、もっと別のところです。
マッサージを受けに行く感覚で、そのうえで女性として大事にしてもらえるなら、いいなって。
体も疲れてたから、ちょうどよかったんです。
いちばんびっくりしたのは、施術の途中、ふと「肌、きれいですね」「笑った顔、かわいいですよ」って言われたこと。
お世辞だって分かってます。お金を払ってるんだし。
それでも、そんな言葉をどれくらい聞いてなかっただろうって、不覚にも涙が出そうになりました。
その日だけは、“お母さん”の顔を、そっとおろせた気がしたんです。
“女”に戻れたのが、うれしかった」
「私なんて」が口ぐせだった私が、褒められることで、少しずつ前を向けるようになりました。
変化は、行動にも出たんです。
「この人に会うなら、きれいでいたい」
そう思って、10年近く続けた刈り上げをやめて、髪を伸ばし始めました。
きっかけは「伸ばせばいいじゃん」っていう、何気ない一言。
ずっとショートで刈り上げてたのを、今は伸ばしてます。
正直、罪悪感がなかったわけじゃありません。
家に帰って子どもの寝顔を見ると、「母親なのに、何してるんだろう」って。
でも、その日“お母さん”の顔をおろせた私は、翌朝、いつもよりちょっとだけ子どもに優しくできた気がしたんです。
自分を満たすことは、家族から何かを奪うことじゃないんだ、って、そのとき思えました。
私が通いつづけてる理由は、たぶん刺激じゃありません。
心が落ち着く時間と、「私なんて」が少しだけ薄まる感覚。
それがほしくて、また予約してるんだと思います。
CHAPTER 05同じ夜にいる、あなたへ
いま、昔の私と同じ場所に立っている人がいると思います。
目の前に扉があるのに、ノブに手をかけられない人。
Xで情報だけを集めては、「どうしよう」を繰り返している人。
そんな人に、私が言えることがあるとしたら——。
きっと、道は開けるから」
迷ってた頃の自分に一言かけるなら、「勇気を出して、よかったね」。
今は、すごく楽しいです。
友だちには「お金を払って男の人と会うなんて」って、心配もされます。
それでも私は、はっきり言えます。
私は、安心と安全を買ってるんです。
ほしいのは刺激じゃなくて、心が落ち着く場所。
それが手に入るなら、これはアリだと思っています。
求めてるのは、心の安定だから」
これから使う、あなたへ
最後に、ひとつだけ。
予約は、いきなりフォームを全部うめるより、気になるセラピストさんと少し会話してからのほうが、私はハードルが低かったです。
「こんにちは」の一言から、会話の延長でお願いする感じ。
家庭がある人は、なるべく予約の“痕跡”が残らないほうが安心だと思うので、そのあたりも相談してみてくださいね。
「私も、一歩踏み出してみようかな」と思ったら
初めての方へ向けて、当日の流れ・料金・プライバシーへの配慮を、ぜんぶ分かりやすくまとめています。
読むだけなら、何も始まりません。まずはのぞいてみてください。
編集部より
取材のあいだ、あやさんは何度も笑いました。でも、いちばん残っているのは、笑いながら「私なんて、って生きてきた」と言ったときの、ほんの少しの沈黙です。彼女が手に入れたのは、たぶん「自分をもう一度、大事にしていい」という、小さな許可のようなもの。帰り際、伸ばしかけの髪を耳にかけて「まだ中途半端で」と笑っていた、その横顔が忘れられません。(編集部)
プロフィール
- お名前
- あやさん(仮名)
- 年代 / 状況
- 30代・既婚(子育て中)
- 利用歴
- 約1年・リピート利用中
- 知ったきっかけ
- ネット検索(「女性用風俗」)
- 迷った期間
- 半年以上〜1年ほど
- 決め手
- セラピストとの会話 / 好奇心・チャレンジ精神
- いま求めているもの
- 心の安定と、自己肯定感
※ 本記事は、あやさん(仮名)へのインタビューを、ご本人の言葉づかいを生かして一人称で構成したものです。ご本人の確認を得て掲載しています。
※ 特定の個人が識別される情報は編集で調整し、表現はコンプライアンスに配慮して女性専用リラクゼーション/寄り添い/セルフケアの文脈で記述しています。
語り=あやさん(仮名)/ 構成=Strawberry Boys 編集部
よくある質問
- Q1. 既婚で子どももいますが、女性用風俗を利用していいのでしょうか?
- はい。既婚・子育て中の利用者も多くいます。家庭がある方ほど自分を後回しにしがちで、心のメンテナンスとして利用される方が多くいらっしゃいます。
- Q2. 初めてで、何をされるのか分からず怖いです。
- 「分からないこと」が不安の正体です。まずは当日の流れを知るところから始めるのがおすすめです。多くのセラピストは、初めての方にこそ丁寧に説明しながら進めてくれます。
- Q3. どうやって予約すれば、ハードルが低いですか?
- 気になるセラピストとSNSなどで少し会話を重ねてから予約に進む方が、心理的なハードルは下がります。会話の延長で進める方が初めての方には自然です。もちろん通常の予約フォームも利用できます。
- Q4. 容姿やスタイルに自信がありません。
- 自信のなさは利用を止める理由にはなりません。自己肯定感が低かった利用者も「ちゃんと大事にしてもらえた」と感じ、少しずつ前を向けるようになっています。
- Q5. どこで待ち合わせるの?家族にバレませんか?
- ホテルのロビーや指定のお部屋で合流できます。ご家族や知人に知られることのないよう、店舗名やサービス内容がわかる形での連絡・通知は一切行いません。プライバシーを最優先に保護しておりますのでご安心ください。
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